2024年はデフレからインフレへの転換が鮮明となりました。迎える新年は政府の掲げた「2020年代に最低賃金を1500円まで引き上げる」の目標に向けて動き出す初年度にあたります。長期的には人口減少、短期的には業態の垣根なしの競争激化の中で、いかにトップラインを上げていくか。またインフレ下で人件費はもちろんのこと、あらゆる経費が上がっていく中でいかに粗利を稼ぎ出すかは小売業に共通の課題です。それはすなわち、これまでの戦略がインフレ下で通用するかどうか、戦略の可否が問われる1年となるのではないでしょうか。流通業界2025年全予測、どうぞご一読ください。