新たな仕掛けを打ち続けて財布の紐を緩める
――今上期は国内とASEANが好調、中国は不調でした。足元はどのように推移していますか。
大野 少し長いスパンでお話しすると、国内はコロナが明けても戻りが遅かったのですが、23年末ぐらいからショッピングセンター(SC)で色んな仕掛けを始めています。例えば夏はクーリングシェアといって、家ではなくSCで涼んでくださいと。さらに来店されたお客様にもっと楽しい時間を過ごしていただこうと、プールを設置したり雪を降らせたり花火をしたり。リアルの価値を再発見してもらうための企画を打って、酷暑もあり好調に推移しました。ただこの暑さが10月も続いて秋物や冬物が動かないといったこともありましたけど、そうした影響を除けば11月はブラックフライデーも好調でした。