イオンとイオンモールは7月3日、ベトナムのダナン市に「イオンモール ダナン タンケー」を開業する。ベトナムで8号店となり、同市では初出店。人口300万人を超える中央直轄市であり、ベトナム中部の中核都市として成長するダナン市において、新たな需要の取り込みを狙う。
モールは人口増加と中間層の拡大が続くタンケー地区に立地し、ダナン国際空港から車で約5分とアクセス性にも優れる。ベトナムの大手コングロマリット・TTCグループが開発する複合施設の低層部に入居し、ホテル・オフィス・住宅と一体化した都市機能連携型ショッピングモールを形成。観光客と生活者双方の利用を見込む。
フロア構成は1~4階。総賃貸面積約2万1000㎡、延床面積約3万㎡の売り場に専門店54店舗を展開するが、その約半数がダナン市初進出だ。ユニクロ、無印良品、JINSといった日系ブランドのほか、LACOSTEなどのグローバルファッションブランドや中国発の雑貨ブランドなどが出店し、地域の消費水準の高度化に対応する。また、東南アジアでも最高レベルの映像・音響システムを備えたシネマや子どもの遊び場、様々な飲食店など、体験型コンテンツも強化している。
食品領域では、核店舗として「イオン ダナン タンケー店」を展開。ベトナムにおけるSSM(スーパー・スーパーマーケット)業態の5店目で、日本品質をベースに「安全・安心」「便利」「少し上質」を訴求する。トップバリュ商品や惣菜、寿司、ベーカリーなどを組み合わせた食提案に加え、210席のイートインを設け、外食・中食ニーズも取り込む。観光客向けの土産品売り場も展開し、空港近接立地を生かした需要創出を図る。
施設面では、空間設計も特徴だ。大型LEDやデジタルサイネージ、館内ナビゲーション、スマートロッカーなどを導入し、利便性向上と回遊促進を図る。4階の吹き抜け部には、光の演出を取り入れた通路「ライトブリッジ」を設置し、体験価値の向上を狙う。
イオンモールはASEANでの出店を加速しており、ベトナムでも北部・南部に加え中部にも展開を拡大していく意向。今回のダナン出店は、観光・都市機能・生活需要を取り込む新たな都市型モールモデルの試金石となる。
















