イオンは、1月15日、クスリのアオキホールディングス(HD)への取締役派遣を取り止めると発表した。

 理由は、クスリのアオキHDの社会的責任及び透明性のある経営に対する懸念だ。

 イオンは、「アオキは、2024 年に大量のストックオプションを行使し、創業家の持株比率を約27%から40%に増大させた。その上で、昨年12月25日、東証のスタンダード市場に移行したことで、創業家の持株比率を維持したまま上場を継続している。プライム市場が求める流通株式比率を回復する努力をせずにスタンダード市場に移行することは、一般株主の利益より創業家の支配権の強化を優先したものであり、少数株主の利益を侵害している」と指摘。アオキの経営陣に対し、株主共同の利益に資する経営を求めた。

 また、イオンは、「03年から資本業務提携に基づきアオキ株式を約10%保有していたが、創業家による大量のストックオプション行使に伴う希薄化で、イオンの保有比率が低下したことから、保有比率を回復するため、市場で株を0.28%追加取得した」と説明。イオンが同意なくアオキ株式を買い増したことが資本業務提携解消の要因の一つとする報道を否定した。