クスリのアオキホールディングス(HD)は12月5日、食品スーパー(SM)系7社61店舗の買収を発表した。買収する企業の売上高は単純合算で約550億円となる。

 買収したのは、スーパーヨシムラ(奈良3店舗、和歌山1店舗)、ハッスル(奈良2店舗)、ハッピーテラダ(京都5店舗、滋賀4店舗)、伏見屋・本間物産・トップマート・Logiplanning仙台(東北36店舗、関東10店舗)。いずれも買収金額は非公開。この買収により、クスリのアオキは和歌山と秋田に初進出を果たす。

社名 直近の売上高
(億円)
SM店舗数 株式取得日 備考
スーパーヨシムラ 36.6 奈良3、和歌山1 25年2月28日 和歌山初進出
ハッスル 15.7 奈良2 25年2月28日  
ハッピーテラダ 84 京都5、滋賀4 24年12月20日  
伏見屋 163.6 東北36、関東10 25年2月28日 秋田初進出
本間物産 187.7
トップマート 59.9
LogiPlanning仙台 1.1
548.6 61    

 SM企業を買収することにより、アオキ側は生鮮のノウハウを習得するほか、改装によりフード&ドラッグ業態への転換を図る。

 クスリのアオキHDの今期(25年5月期)売上高見通しは4850億円。今回の買収により、今期末の売上高5000億円突破も射程距離に捉えたと言える。
(写真は本間物産が運営するフレッシュフードモリヤ旭ヶ丘店)