イオンが首都圏・近畿圏に散らばるSMの整理に本腰を入れる。
イオン、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH)、ダイエー、光洋、マックスバリュ関東、イオンマーケットの6社は8月4日、経営統合の協議開始に向けた合意書を締結した。首都圏と近畿圏でそれぞれ協議の上、グループSMの再編を進めていく。
首都圏では、USMHの子会社であるマックスバリュ関東と、ダイエーの関東事業、ピーコックストアを運営するイオンマーケットとの統合を行う。USMHは総売上高1兆円超のSM企業集団として成長を加速させる。
また近畿圏は、ダイエーがイオングループの近畿圏エリア戦略の中核企業となるべく経営資源を同エリアに集中。光洋との経営統合により、売上高3000億円の企業として新たな成長を目指す。
経営統合の最終契約締結日は2025年12月、効力発生日は26年3月1日を予定している。
イオンは「国内2大市場であり今後さらなる競争激化が見込まれる首都圏・近畿圏において、スピード感をもって顧客ニーズに応え続けるためには、両エリアのグループ各社のさらなる再編が必要と判断した」と狙いを説明。首都圏・近畿圏のリージョナルシフト完遂後はスケールメリットをさらに追求、国内全エリアのシェアNo.1を目指すとした。
〈本合意書締結の当事会社の資本関係図〉
