イオンは2月26日、丸紅と新たな戦略的パートナーシップを締結したと発表した。
2月頭に締結した。商品調達、商品開発や国内外におけるサプライチェーン、GX、DXなどの領域で事業機会の可能性を模索し、中長期的に取り組みを拡大するとしている。合わせて丸紅がイオンの株式を追加取得した。出資比率は開示していない。
イオンと丸紅は2013年3月に戦略的パートナーシップを締結し、連携強化とともに、当時のダイエーに対するイオンのTOB(株式公開買い付け)に対し、丸紅グループが保有していたダイエー株を応募することで合意した経緯がある。
その後、14年にはユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH)発足に際し、USMHの親会社であるイオンマーケットインベストメントに対し、28.1%を出資している。
このたび、いなげやのUSMH入りが決まり、一定のシナジーを創出できたことから、提携関係を一段階引き上げ、より広範囲に共同で取り組むとしている。
有価証券報告書などによれば、丸紅は23年度時点でイオンの株式431万株(0.5%)を保有している。
(写真はイオン本社)