三菱商事が2020年度(2021年3月)末までにイオンの株式をすべて手放していたことが分かった。
三菱商事の有価証券報告書によると、2017年度末には約4000万株を保有していたが、翌18年度は約2000万株に半減、19年度にはさらに1000万株に減少し、20年度には保有なしとなった。
両社は08年12月に包括業務提携を結び、三菱商事は4000万株を保有するイオンの筆頭株主となっていた。ところが18年12月、両社は包括提携を解消すると発表。イオン側は「三菱商事の都合により」株式の一部を売却したいとの連絡を受け、両社協議の上合意したとしていた。
三菱商事、三菱食品を含む卸業界の22年見通しについては、激流22年2月号で詳報している。
「食品卸/値上げの荒波を乗り切る物流改革と新規事業への進出」
https://gekiryu-online.jp/2021/12/94612
(写真は三菱商事本社ビル)