冷凍食品が取引拡大のチャンスを広げる

 メーカーと小売業をつなぐ食品卸に、今年は新たな難問が降りかかる。原材料の高騰による物価上昇だ。メーカーは商品価格に転嫁、小売業は消費者の買い控えを恐れ、極力これを回避しようとする。間に入る食品卸は、その調整に翻弄されることとなる。もう一つ頭が痛いのは、卸機能の肝となる物流を直撃するガソリン代の値上がりだ。2020年5月、全国平均で122円(レギュラー1L)前後であった価格は、21年5月から右肩上がりで上昇、直近では、170円を超える価格も散見されるようになっている。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから