イオンは、京都府の「イオン」「イオンスタイル」8店舗とネットスーパーで、循環型プラットフォーム「Loop(ループ)」の展開を7月12日から開始する。
ループは日用消耗品や食品などを、繰り返し使えるリユース可能な容器で販売し、使用済み容器を回収して洗浄、製品を充填の上で再販する商品提供システムで、西日本では初展開となる。イオンは昨年5月、東京・千葉・神奈川19店舗で、日用品・食品メーカー各社と協力しループの取り扱いを開始。以降、関東地方で取り扱い店舗を順次拡大し、京都府8店舗での導入により合計66店舗となる。
イオンは京都府内で2007年に、旧ジャスコ東山二条店(京都市左京区)で、チェーンストア初の「レジ袋無料配布中止」の実験を開始したほか、2011年に京都府と地域活性化包括連携協定を締結し、様々な環境対策について共に取り組んできた。今回、京都府と、ループを開発した米テラサイクルの日本法人「テラサイクルジャパン合同会社」が「ゼロ・エミッション社会の実現に向けた連携に関する協定」を締結。その取り組みの第1弾として、京都府でのループの展開について合意、実現した。
イオンはループ取り扱い店舗を22年度中に100店舗までの拡大を目指しており、今後もメーカー各社や自治体などのステークホルダーと共に本取り組みを推進する考えだ。