ダイエーは、9月24日から、有人レジがある関東エリアの全店に、座りながら業務を行うことができる専用のイスを導入する。
同社では、4月から1店舗で市販のイスによる実験を開始、6月にはマイナビが運営する「座ってイイッスPROJECT」が推奨するスタッフ専用のイスを導入し、合計7店舗で効果検証してきた。その結果、従業員の身体的・心理的な負担の軽減が接客サービスの向上につながることに加え、お客からも一定の理解を得られたことから、今回、有人レジがある関東エリアの全79店に「レジスタッフ専用イス」238脚を設置する。
レジ専用のイスの導入は、ベルクやドン・キホーテなどでも始まっている。また、従業員の負荷軽減を目的にレジの接客にイスの導入を進めるマイナビの「座ってイイッスPRJECT」の参画企業には、アオキスーパーや道南ラルズなどのスーパーのほか、ドラッグストアや書店、ショッピングセンターなども名を連ねている。
人手不足が深刻化する中、労働環境の改善は人材確保の重要な要素になることから、今後も、レジ業務へのイスの導入は増えそうだ。