イオンは10月27日、丸紅の連結子会社である丸紅新電力と、太陽光発電所由来の再生可能エネルギー電力の供給開始に向けた包括契約を締結したと発表した。

 複数の太陽光発電所で発電された再エネ電力を丸紅新電力がとりまとめ、オフサイトコーポレートPPAでイオングループの店舗へ供給する。オフサイトコーポレートPPAとは、電力需要場所から離れた場所に太陽光発電など再生可能エネルギー由来の電源を設置し、小売電気事業者などを通じて需要家に再エネ電力を供給する仕組み。需要家は設備の初期投資および運用・保守が不要で、発電した電力を小売電力事業者から購入する。2025年度より順次供給を開始し、28年度までに日本全国で200MWの導入を目指す。

 イオンは「イオン 脱炭素ビジョン」に基づき、「店舗」「商品・物流」「お客さまとともに」の三つの視点で温室効果ガス排出削減に取り組んでおり、グループの店舗で排出する温室効果ガスを40年までに総量でゼロにする目標を設定している。