イオンは8月7日、連結子会社でタイにて食品スーパー事業を展開するイオンタイランドの全株式を、タイ大手流通グループのセントラル・リテール傘下で「TOPS」ブランドを展開するセントラル・フード・リテールに譲渡すると発表した。株式譲渡契約を同日締結し、9月30日に譲渡する予定。

 イオンは1984年にタイへ進出し、前身の「サイアムジャスコ」設立以来、約42年にわたり現地で食品スーパー事業を展開してきた。足元では「マックスバリュ」および小型スーパーの「マックスバリュタンジャイ」など約30店を運営する。今回の譲渡により、イオンタイランドの事業と従業員はセントラル・フード・リテールに承継される。

 背景には、イオンが推進する2026~2030年度のグループ中期経営計画がある。同社は重点事業への経営資源集中と事業ポートフォリオの見直しを進めており、ASEANではベトナムを最重点市場と位置付けて成長投資を強化するとした。

 なお、タイでは今後、金融、エンターテインメント、ヘルス&ウエルネス分野を中心に事業基盤の強化と収益拡大を図る方針だ。

(冒頭写真は「マックスバリュタイジャイ」の店舗)