イオンビッグが8、9月と立て続けに、小型業態の「ザ・ビッグエクスプレス」を出店した。

 8月28日、仙台市にオープンした「ザ・ビッグエクスプレス仙台旭ヶ丘店」は売り場面積998㎡(約301坪)。宮城県のビッグは同店で22店目、仙台市では10店目となる。仙台市地下鉄南北線「旭ヶ丘駅」より徒歩約1分の駅前立地で、1km圏にコンビニ、ドラッグストア以外の競合は少ない。品揃えでは、カット野菜や温めるだけの魚惣菜などの簡便商品を強化、また冷凍食品を充実させた。

ザ・ビッグエクスプレス仙台旭ヶ丘店

 9月10日には愛知県みよし市に、売場面積953㎡(約288坪)の「ザ・ビッグエクスプレスみよし店」をオープンした。愛知県内12店目、みよし市には初出店となる。名古屋市と豊田市を結ぶ国道153号線沿いに立地し、国道を挟んで向かいに自社SCの「イオン三好ショッピングセンター」がある。既存店とはショートタイムショッピングとボトムプライスの提供で差別化しつつ、グループのドミナントを強化する狙いと見られる。

ザ・ビッグエクスプレスみよし店

 今回出店した2店には、大型店では入り込みにくい立地を、小型フォーマットで開拓しているという共通点がある。仙台旭ヶ丘店は駅前、みよし店は自社大型SCの至近と、それぞれ異なる立地条件ながら、300坪前後の小型店だからこそ成立する出店といえる。成熟市場で新たな出店余地を見出すのが難しくなる中、イオンビッグは地方でも立地によっては小型DSを果敢に配置し、商圏の隙間を埋めていく考えのようだ。