ファミリーマートは38カ月連続で既存店売り上げが前年をクリアする(2024年10月末時点)という好調な状態を維持している。その要因は中食(FF、おむすび、パン、惣菜など)が牽引していることもあるが、同業他社を寄せ付けない差別化商材が二つある。
一つは店頭を広告媒体として活用するリテールメディア事業で認知度が高まり、様々なジャンルの企業や団体からの広告依頼が増えている。もう一つは21年3月から全国展開するオリジナルアパレルブランド「コンビニエンスウェア」だ。このウェアが大方の予想に反して、幅広い層から支持を集めて売り上げを伸ばしている。23年度に総売上高100億円を超え、24年度に入ってからも前年比30%増で推移している。