ファミリーマートは、今年10月にPBのファミマルが発売2周年を迎えたのを機に、ブランドの強化に乗り出した。

 島田奈奈執行役員商品本部長によれば、ファミマルは、2021年10月の発売から今年8月まで22カ月連続で売上高が前年実績を上回るなど好調に推移しているという。また、売上構成比も、今年8月に36%と、来年度目標の35%を既に上回った。そこでこの好調さを今後、維持・拡大するため、この秋、既存商品の刷新と新商品の投入を決めた。

 定番のファミマルキッチンでは、おむすびの売り上げの3割を占める手巻おむすびを刷新した。20億円を投じ、おむすびの成型機をフルモデルチェンジ、具を入れた半面と入れない半面をそれぞれ別に成型し、それをサンドイッチのように合わせることで、従来以上にご飯粒の間に空気が入り、ふんわり仕上がるようにした。合わせて米のブレンドも見直し、コシヒカリとひとめぼれを最適配合でブレンドすることでも、ふっくら食感を高めた。また、具材も、定番の紅しゃけと辛子明太子は具材を増量したほか、「手巻とろうま卵黄風そぼろ」(税抜158円)と「手巻明太マヨクリームチーズ」(同176円)の2種類の新商品も投入した。

手巻きおむすびは成型機を刷新してふっくら感をアップさせた

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