ファミリーマートは、処方薬の店舗受け取りサービス「ファミマシー」を、2月1日から千葉、埼玉、神奈川3県を加えた4500店舗に拡大すると発表した。
ファミマシーは凸版印刷子会社、おかぴファーマシーシステムの処方薬宅配サービス「とどくすり」と連携したもの。あらかじめ「とどくすり」に会員登録した上で、医療機関を受診。医療機関に「とどくすり」を利用する旨を伝え、受け取るファミリーマートの店舗を指定すると、処方箋が医療機関から「とどくすり」の提携薬局に送付される。受診者に薬局から連絡が入り、そこで薬剤師による電話やオンラインによる服薬指導を受けた後、最短翌日に指定したファミリーマート店舗で処方薬を受け取ることができる。
ファミマシーは、昨年5月26日からファミリーマートの東京都内約2400店舗で開始。自宅近くや仕事帰りに好きなタイミングで処方薬を受け取れることが支持され、「とどくすり」の申し込みが増加。利用者にとって新たな利便性が確認できたことから導入店舗の拡大を決めた。
また、1月26日から始まる電子処方箋への対応を進めるほか、2月中を目処に同社の決済アプリ「ファミペイ」による薬代の支払いも可能になる予定。両社は引き続きサービスエリアの拡大についても検討する方針だ。
