ファミリーマートは5月31日、デジタルサイネージ「FamilyMartVision」を展開するゲート・ワン、データ・ワンの3社共同で店頭の販促施策にサイネージを連動させた売り場連動企画を実施した結果、サイネージ未設置店と比べて売り上げが11%増加したと発表した。

 売り場連動企画の第1弾として、コカ・コーラ「ジョージア」ブランドの店頭プロモーションを3月21日から4月3日まで実施。期間中、全店のコーヒーカテゴリー全体は前年同期比117%、ファミリーマートで取り扱う「ジョージア」3商品合計の販売目標に対する達成率は139%と、前年同期実績及び目標を大きく上回った。

 また、同社のアプリ「ファミペイ」のアンケート調査によると、リニューアルした「ジョージア」のブランド認知度は、店頭POPのみに比べて、店頭POPとサイネージとの組み合わせが21ポイント高いことが判明。アンケート調査結果からは、従来の店頭プロモーションにデジタルサイネージが加わることで、より多くのお客にブランドのリニューアルが浸透していることがわかったという。

 ファミリーマートは、現在約3000店に設置済みのサイネージを2023年中に約1万店に拡大予定。今後、サイネージと売場連動の対象商品カテゴリーを拡大するとともに、ファミペイや外部の媒体を活用したターゲティング広告なども含めた企画・施策を実行する計画だ。