「ここまでドラスチックに組織が変わることは近年なかった」。ファミリーマート関係者も驚いたのが、1月10日に発表された組織改編だ。目玉は同社初となる営業・開発両本部の廃止。周知の通り、営業本部は現場で加盟店を支援するSVの統括で、開発本部は店舗の物件開発など出店戦略を統括している。これを3月1日付で廃止する代わりに新設されるのが、全国を四つに分けたエリア本部と、そのエリア本部をサポートするエリアサポート本部、さらに不振店の再生を担う店舗再生本部だ。 


 いずれの組織も全て社長直轄で同格の位置づけ。コンビニ業界を見渡しても営業、開発を統括する本部組織をなくすといったことは珍しく、実際セブンイレブン、ローソンともに統括組織を置いている。

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