オーケーの大阪進出、ロピアの北海道・東北をはじめとしたイトーヨーカ堂跡地への出店、クスリのアオキホールディングス(HD)の中小スーパー(SM)買収による進出エリア拡大など、全国的にディスカウントストア(DS)、ドラッグストア(DgS)の越境進出が目立っています。
と言ってSMも黙ってはいません。岐阜のバローHDはSM3社を中心に関西にグループ総出の出店攻勢をかけ、新潟の原信ナルスは富山・長野でじわじわ店を増やし、岡山のハローズは山口へ、同じく岡山のマルイは島根へ進出、青森の紅屋商事は岩手に、埼玉のヤオコーは東京都23区に今年それぞれ進出予定です。当然そこでは地場企業との競争となります。
背景には当然地方の人口減があります。またデフレからインフレへの転換期に差し掛かり、トップラインを伸ばさないとこの先利益の拡大も難しいといった事情も各社の越境戦略に拍車をかけています。全国それぞれの地域の越境者と地場企業との攻防戦をまとめました。「全国新商勢圏攻防戦」、どうぞご一読ください。
