店舗数、売上高ともに二つのDS業態が過半に

 マミーマートが新フォーマットの「生鮮市場TOP」と「マミープラス」(冒頭写真は下戸田店)で出店攻勢をかける。3カ年中期経営計画の2年目に当たる今期(2025年9月期)と来期の2カ年で新店16店舗を出店し、改装も13店舗で実施する。すでに今期はTOPとプラスで1店ずつ新店を出店。現在、マミーは地盤の埼玉県をはじめ、千葉県、東京都、群馬県、栃木県の1都4県に80店を構えており、このうちTOP33店、プラスは10店で、すでに新フォーマットが全店舗の半数を超えている。26年度には当初計画(60)を上回る64店舗までを新フォーマットにする方針で、今後は未出店の茨城県にも打って出る。さらにその先には、M&Aによる全国展開も視野に入れている。

 19年から展開しているTOPは既存店売上高(改装前年=100)が1年目は193%、2年目からは220%を超えて、4年目には240%まで伸長。1店舗当たりの売上高は業界平均(17億円)の倍近い30億円に達している。また、プラスも同様に22年の展開以来、1年目は179%、2年目は207%と着実に支持を獲得。ローコストオペレーションによる価格訴求が売りのプラスは、1店舗当たりの正社員数が4.0人と業界平均(14.7人)の3分の1以下で回す仕組みを構築している点も特長だ。

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