〝黒船〟ロピア上陸に札幌が沸く

 イオン北海道、アークス、コープさっぽろが三分する道内市場に変化の波が押し寄せている。有力食品スーパー(SM)の撤退が相次ぐ一方、その後釜を狙う域外企業が勢力を拡大。中でもディスカウントストア(DS)の出店攻勢がここへ来てにわかに強まっている。

 2024年末、札幌市民の話題をさらったのは〝黒船〟ロピアだった。北海道から撤退を決めたイトーヨーカ堂に代わり11月23日、旧イトーヨーカドー屯田店(札幌市北区)を引き継ぎ道内1号店となる商業施設「シーナシーナ屯田」(冒頭写真)を開業。テナントはスカスカの歯抜け状態でのスタートとなったが、お客は1階のロピアに殺到。開店日には約1万5000人が訪れ、初日の売上高はロピア歴代最高を更新したという。

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