「オーケーの初速はそんなもの」と地元関係者が語る理由
関西の食品スーパー(SM)市場が草刈り場となっている。東から西から南から様々なプレーヤーの越境出店攻勢を受けており、地場SMの中には売却に動く企業も出てきた。今年を境に優勝劣敗が一層鮮明となるのは間違いない。
越境組の中でもやはり最注目はオーケーだ。昨年11月に大阪1号店の高井田店(東大阪市、冒頭写真)、年明けの1月23日には兵庫県1号店の西宮北口店(西宮市)を開業。ここからしばらくは兵庫での出店が増える見通しで、25年は兵庫で計5店、26年は大阪で7店の計12店までが確定しているという。高井田店の売り上げはオーケーの予算に到達していない模様だが「競合はあれだけ準備する期間があり、オーケーはロピアのように売り場で魅せるSMではない。初速はそんなものだろう」というのが地元関係者の見方だ。
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