セブン&アイ・ホールディングス(HD)は7月17日、カナダのコンビニチェーン大手、アリマンタシォン・クシュタール(ACT)が同16日に発表した買収案撤回に関し、見解を発表した。
セブン&アイ側は、ACT側が交渉を「一方的に終了」し、買収案を撤回する決定を下したことを確認したとし、公開書簡の内容についても「数多くの誤った記述について賛同しかねる」ものの「想定され得たものとして受け止めて」いるとした。米国経済の先行き不透明感が撤回の背景にあることも暗に示した。
ACT側は16日にセブン&アイ取締役会に送付した公開書簡の中で、NDA(秘密保持契約)締結後も建設的な関与が見られず、誠実な関与が欠如していることを踏まえて買収撤回を判断したとしている。