高島屋/東神開発と連携しベトナムで稼ぐ事業構造へ邁進

 高島屋は、1993年のシンガポール出店(冒頭写真)を皮切りに、2012年の中国(上海)、16年のベトナム(ホーチミン)、18年のタイ(バンコク)と、4店舗を海外に展開している。商業施設開発も含めた海外事業を手掛ける主要子会社の24年2月期の営業利益は124億円となり、連結営業利益の27%を占める。今期はこれを140億円(12.9%増)まで拡大する計画だ。

 今期から始まる3カ年中期経営計画で同社は、創業200年に当たる31年のグループビジョンを発表した。小売業にとどまらず、「こころ豊かな生活を実現する身近なプラットフォーム」を標榜し、海外でもその取り組みを拡大する方針で、今期より3年間で510億円を海外の商業施設開発に投資する計画を打ち出した。

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