苦境は底を打ったと経営者は判断

 2022年2、3月期の決算説明会での大手百貨店トップの声を聞いているとハリが出てきて、顔色に生気が戻ったように感じる。

 会社全体の前期最終損益は、大半の企業はコロナ前には遠く及ばない厳しい状況に変わりはない。しかし、3月下旬のまん延防止等重点措置の全面解除後は来店客数も増え、3~4月は外出時に必要な紳士・婦人の春物衣料や身の回り品が前年を上回り、インバウンドを除く国内消費では、コロナ前を上回る店舗も多く見られるようになっている。

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