百貨店の地方店の閉店が止まらない。島根県の一畑百貨店が来年1月14日で閉店を決定、これで山形、徳島に続いて3県目の「百貨店空白県」が確実になった。すでに百貨店が一つしかない都道府県も16にのぼる。「25年夏か秋に大型リニューアルを実施する予定で、すでに多数の不採算テナントには撤退してもらい準備していた。だが新テナントを誘致すべく交渉したものの、ほとんど良い返事をもらえなかった」(一畑百貨店川内孝治社長)。02年に108億円の売上高があった同店は直近43億円まで激減。同店のある松江市はインバウンドで根強い人気を誇るが、余力は残っていなかった。

 同店だけではない。今年だけでも、高島屋立川店(百貨店区画)、帯広の藤丸百貨店が閉店。4月には名鉄百貨店の一宮店が来年1月の閉店を決定。日本百貨店協会によると、300超あった百貨店数は今年5月現在で181店に。さらに去就が注目されているそごう・西武の売却の方針次第では、西武・秋田や福井店などの撤退も取り沙汰される。

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