現地の食を尊重したブランド戦略が必要

 ――外食業界では、今、海外への出店が増えています。背景には何があるのでしょう。

 菊地 それだけ国内の事業が厳しいということです。人口が減少するというのは、単にお客が減るだけでなく、働き手の確保が難しくなるということでもあります。海外は日本ほどその心配がなく、単価も高いことが海外進出を促しているんじゃないでしょうか。

 ――外食業界は全般的に同じ地域に進出しているのですか。

 菊地 必ずしもそうではありません。東南アジア、中国、アメリカと全方位です。業態も、飲食店だけでなく、テイクアウトの寿司店を手掛ける企業もありますから。

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