国内を見限り外食業界は雪崩を打って海外へ進出

 日本の流通業も、もはや「内需型産業」ではなくなったと言っても過言ではないだろう。実際、東証プライムに上場している企業を見れば、小売業99社のうち45社、外食34社のうち25社がすでに海外に進出。その多くがここへ来て出店ペースを大幅に引き上げており、展開エリアも積極的に拡大。まさに成長を海外に求める動きが、流通業界全体で強まっているのだ。

 中でも海外シフトが著しいのが、外食業界だ。海外にはゼンショーホールディングス(HD)、すかいらーくHD、FOOD&LIFE COMPANIES(F&LC)、コロワイド、トリドールHD、くら寿司、吉野家HD、サイゼリヤ、ロイヤルHDなど上位20社(日本マクドナルドHD、日本KFCHDを除く)のすべてが出店。また売上高600億円以下の中堅チェーンも、壱番屋、リンガーハット、グルメ杵屋、力の源HDなどが進出しており、文字通り雪崩を打って海外に出ている状況だ。

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