楽天と組み顔認証決済の実験を行う

 食事を終えたお客が、立て置かれたタブレットに顔をかざす。すると楽天ペイアプリに事前登録された顔写真と照合がなされ、即座に決済が完了。財布もスマホも出すことなく、お客は軽やかな足取りで店を後にした――。


 「ロイヤルホスト」などを展開するロイヤルホールディングス(HD)は昨年12月、東京・世田谷区の複合施設「二子玉川ライズ」内に完全キャッシュレス店舗「ギャザリング・テーブル・パントリー(GTP)二子玉川」をオープンした。30坪の面積に様々な最新設備を導入。決済では現金の代わりにクレジットカード、電子マネー、QRコードに対応するほか、楽天と組み、同社初となる顔認証決済の実証実験にも乗り出している。顔認証の実験期間は今年3月19日まで。対象ユーザーは楽天社員などの関係者に限られるが、この実験結果を踏まえ、決済のさらなる進化を図る考えだ。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから