メーカーや小売業との取り組み商品で着実に成果

「ヘルスケアの領域に特化した中間流通業として、従来の卸がカバーしていない、メーカーと小売企業の機能サポートを積極的に提案する。そこに当社の生きる道がある」。大木ヘルスケアホールディングスの松井秀正社長は、同社のビジネスモデルについて、そう力を込める。

 たとえば、ドラッグストアと一口に言っても、HBC強化型の企業もあれば生活便利店を志向する企業もある。それぞれの企業がヘルスケア商材のPBで差別化を図ろうと考えても、ヘルスケア商材は食品と違ってロットが大きく、そのわりに消費者の購入頻度が少ないため、在庫管理が難しい。加えて、薬機法など法的な対応が必要なケースもあり、商品の差別化が難しい。その結果、店頭に並ぶのは既存品の廉価版になりがちだ。

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