小売りのEC立ち上げを支援するプラットフォームを新設
今年、日本アクセスは3カ年中期経営計画の最終年度を迎える。総仕上げとともに挑むのは、次期中計のさらに先、将来のアクセスの「核」になるかもしれない新規ビジネスの探求だ。「スーパーも、卸も、この後もう一段淘汰が進む。そこで勝ち残るためには、今のビジネスにもう一つ、次の成長の土台が要る」(髙倍正浩取締役専務執行役員)。業界トップの座に甘えることなく、環境変化を見越した一手を先んじて打っていく。
アクセスは今期(2025年3月期)、重点取り組みの筆頭に「デジタルを活用したソリューションの提供」を掲げている。これは、従来の卸ビジネスを基盤として新たな価値創造に挑むもの。今後のアクセスの核になり得る先端事業の一つと言える。具体的には「情報卸」「リテールソリューション」「EC」の三つの分野での取り組みだ。
特集一覧
2024.08.01
特集「食品卸 日用品卸」② 日本アクセス/「情報卸」を突き詰め次の卸売業を模索
2024.08.01
特集「食品卸 日用品卸」③ 三菱食品/卸売りの次の収益柱育成に中長期で動く
2024.08.01
特集「食品卸 日用品卸」⑥ 加藤産業/提案営業と生産性向上で需要低迷とコスト増を乗り切る
2024.08.01
特集「食品卸 日用品卸」⑩ 伊藤忠食品/サイネージ導入1万台で売り場提案と営業力を深化
2024.08.01
特集「食品卸 日用品卸」⑫ 日本酒類販売/人材・情報・物流の基盤を作り次期中計につなぐ
2024.08.01
特集「食品卸 日用品卸」⑭ 日用品卸/ドラッグストアの大型再編が迫る既存卸事業の抜本改革
2024.08.01
特集「食品卸 日用品卸」⑮ PALTAC/長期ビジョンで推進する卸売業のイノベーション
2024.08.01
特集「食品卸 日用品卸」⑰ あらた/ものつくりと優先販売品で新たな収益源を育成
2024.08.01
特集「食品卸 日用品卸」㉑ 井田両国堂/国境・性差を超えたボーダレスな化粧品売り場を提案
2024.08.01
特集「食品卸 日用品卸」㉓ 取扱分野別売上構成比
2024.08.01
特集「食品卸 日用品卸」㉔ 業態別売上構成比