小売りのEC立ち上げを支援するプラットフォームを新設

 今年、日本アクセスは3カ年中期経営計画の最終年度を迎える。総仕上げとともに挑むのは、次期中計のさらに先、将来のアクセスの「核」になるかもしれない新規ビジネスの探求だ。「スーパーも、卸も、この後もう一段淘汰が進む。そこで勝ち残るためには、今のビジネスにもう一つ、次の成長の土台が要る」(髙倍正浩取締役専務執行役員)。業界トップの座に甘えることなく、環境変化を見越した一手を先んじて打っていく。

 アクセスは今期(2025年3月期)、重点取り組みの筆頭に「デジタルを活用したソリューションの提供」を掲げている。これは、従来の卸ビジネスを基盤として新たな価値創造に挑むもの。今後のアクセスの核になり得る先端事業の一つと言える。具体的には「情報卸」「リテールソリューション」「EC」の三つの分野での取り組みだ。

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