女性の活用、働き甲斐に新たな施策を打ち出す

「人手不足に対応する女性とシニアの活用」。今期あらたの最大の課題は何かの問いに、須崎裕明社長が口にした答えだ。これまでさして高くなかった離職率は徐々に高まり、採用は思うに任せず、現場の人手不足感は否めない。年々日々人手不足の切迫感は募る一方で、社員の負担も増えている。「結局色々な方々に活躍していただかないと将来の成長はない」。須崎社長が下した決断が女性の活躍の場を広げることと、シニアの雇用制度改革。とくに女性は、男性優先の卸業界では活躍の場が限られていたこともあり、女性が働きやすい環境づくりを進めている。

 子どもが小学校3年生まで時短勤務を認める制度もその一つ。1年前には、あらたのA、ペットフード・用品の子会社ジャペルのJを取った女性のみで構成するA&Jプロジェクトを設立。オンラインで開催した女性の健康管理についての講習は好評で、1日で400名の視聴を集め、その後も視聴率はうなぎ登り。女性の健康への理解の一助となったという。

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