断然トップの物流生産性と取り扱い商品の拡大を目指す

 PALTACは、今期の新中期経営計画に合わせて長期ビジョンを策定した。10年先を見据え、デジタル活用と全従業員の活躍により、強みの物流機能を磨き、断トツナンバーワンの物流生産性を実現。それとともにこれまで蓄積した商社機能やデータ、人材を生かし、新規事業領域にも進出する。国内シェア拡大に加え、グローバル展開も強化。「つなぐ力で人と社会のミライを創る」をキーメッセージに、売上高2兆円、ROE9~10%の達成を目指すという壮大な計画だ。

 実は、長期ビジョンの策定は同社にとって初の取り組み。「少子高齢化、労働力不足、物流などの問題を解決し、環境対応も進めるためには、従来のビジネスを基本としながらもイノベーションを起こすことが欠かせない。それには、多額の投資や人材の育成も必要になることから、目先の数年ではなく、もっと長期の視点が必要だと考えた」と、吉田拓也社長は、重要な施策であることを強調する。

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