急速に変化・複雑化する小売りの現場をサポート
PALTACがサプライチェーンの全体最適化に向け、また一歩踏み込む。今年度からスタートした中期経営計画では、3カ年を貫くテーマとして「輝く未来へ ~サプライチェーンとともに歩む~」を設定。メーカーや小売業との連携・協働を深めることで中間流通機能を強化、全てのステークホルダーとともに持続的成長を遂げるビジョンを示した。
中計立案の背景には、コロナがもたらした環境変化がある。PALTACの前期(2021年3月期)業績は、売上高1兆332億円(前期比98.7%)、営業利益254億円(同103.2%)、経常利益280億円(同102.7%)の減収増益。売上高総利益率の改善、販管費の圧縮などで利益は確保したものの、コロナ禍でのインバウンド需要の霧消、外出自粛による化粧品、医薬品の需要減は経営を圧迫する打撃となった。