共同出店で施設上階のテナントインを狙う

 アインホールディングス(HD)がリテール事業の大改革に乗り出した。今年8月にインテリア・雑貨の製造小売業「フランフラン」を約500億円で買収。それから早3カ月、いよいよコスメ主体のドラッグストア「アインズ&トルぺ」との協業に踏み込む。

 新たなパートナーとなったフランフランは、国内に152店舗を展開するインテリアショップだ。23年8月期の売上高は394億円、営業利益は25億円。デザイン性の高い家具やインテリアで急成長し、近年は雑貨を中心に販売。ペールカラーをベースに、フリルや花柄を取り入れた〝かわいい〟商品群は若い女性客の支持が厚い。アインHDの代表取締役専務で、10月からフランフランの取締役を兼務する水島利英氏は、「アインズ&トルペとフランフランは業態は違えど、都市部中心の出店立地や女性メインの顧客層、ブランドが持つ世界観などが近く、親和性が高い」と指摘する。

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