四国エリアに初進出、惣菜を全店舗に導入へ
クスリのアオキホールディングス(HD)が地場スーパーの買収を加速している。2024年5月期は4件のM&Aを実施。中でも同年3月に子会社化した愛媛県のママイ(売上高86億円、15店舗)は過去最大規模のM&Aで、大型店が多いことから、今後は大型フォーマットである450坪店への転換が見込まれる。また、ママイの買収により四国に進出、5年ぶりに展開エリアを拡大した。前期はほかに、石川県のなかお(2店舗)、静岡県のよどばし(3店舗)、岐阜県のホームセンターのウッドペッカー(1店舗)を、それぞれ事業譲受により取得。
今期もすでに2件のM&Aを実施しており、香川県のムーミー(7店舗)と千葉県のスーパーガッツ(4店舗)を子会社化。ムーミーはママイとあわせて今後の四国開発の土台と位置づけ、早くも店舗網の拡大を図る。また、スーパーガッツに関して青木宏憲社長は「1店舗あたりの売上高が16億円と、これまでの企業と比べて非常に高く、売り上げをつくる力が強い。関東エリア全体の生鮮ノウハウ向上につなげていきたい」と期待を寄せる。