400坪の新フォーマットで平日の晩ご飯が作れる品揃え
クスリのアオキホールディングス(HD)が、食品強化の取り組みを加速している。同社では、加工食品や日配など、いわゆるドラッグストアの食品を扱う300坪の標準店と、生鮮3品と惣菜を加えた450坪店の2パターンを展開していたが、昨年度(2022年5月期)から新たに標準店の品揃えに青果・精肉を加えた400坪店の出店を開始した。
食品強化は、昨年度スタートした同社の新中期経営計画「ビジョン2026」の主要戦略の一つ。26年5月の売上高5000億円達成に向け、調剤併設率70%、ドミナント出店の目標とともにフード&ドラッグへの転換を打ち出した。
400坪店の青果売り場は、ゴンドラ4~5本の冷蔵と、同等規模の常温の売り場で構成。ジャガイモ、ニンジン、玉ネギといった定番の根菜類に加え、トマト、レタス、キュウリのサラダ用素材、小松菜やチンゲン菜などの葉物野菜、レンコンやカボチャ、キノコ類も取り扱う。一方、精肉売り場は、ゴンドラ3~4本に豚肉・鶏肉のほか牛肉もラインアップし、「平日の晩御飯が作れる品揃え」(長谷川大介経営戦略室副室長)を実現している。