競争激化でツルハの牙城が揺らぎ収益力が低下
競争激化とお客の変化で、ドラッグストアの勝ちパターンが急激に変化している。これを如実に示したのが、ツルハホールディングス(HD)の業績に異変が起きたことだろう。2022年5月期連結決算は、売上高が前期比99.6%の9157億円、営業利益が83.9%の406億円で、常勝ツルハがまさかの減収減益。これには新会計基準適用の影響があるが、その前提で立てた計画比でも売り上げ、利益ともに大幅な未達となり、ツルハにとっては文字通り上場以来の厳しい決算になったのだ。