400坪の出店を加速、300坪にも生鮮ノウハウを広げる
クスリのアオキホールディングス(HD)が生鮮フード&ドラッグへの転換を急ピッチで進めている。新店のみならず、既存店の中心である300坪店にも青果・精肉の導入を改装で推進。2025年5月期末までに小型店を除く全店の標準装備とし、改めて足元商圏の支持固めに挑む。
決断の背景にあるのは商圏内の競争激化だ。クスリのアオキの店舗フォーマットの変遷をざっと振り返ると、これまで同社がメインとしてきた300坪店のコンセプトは「かかりつけ薬局としての機能を果たし、かつ近くて便利な店」だった。「調剤併設・食品強化」を基本に小商圏を囲い込む一方、管理の難しい生鮮品の扱いは絞り込んでいた。