合理化を推進しアユーラを収益化

 コロナ2年目となった2022年4月期、アインホールディングス(HD)のリテール事業(アインズ&トルペ事業)は、売上高が、計画の250億円に対し、205億5800万円(計画比82.2%)、セグメント利益が、6億7000万円の赤字計画に対し、17億6400万円の赤字と、計画を大きく割り込んだ。

 売上高目標未達の原因は、コロナ禍の長期化だ。コロナの収束を見越してコロナ前と同水準の目標数値を掲げたが、流行の再拡大などを受け未達に終わった。一方、セグメント利益の大幅な赤字は、コロナの長期化を受けて、下期に構造改革を行ったため。水島利英代表取締役専務によれば、「コロナは19年度に続き、20年度も長くは続かないと見て、仕入れも人材も増やした結果、21年度は不良在庫が積み上がり、人員も適正人数より150人ほど過剰になってしまった」という。

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