ヨークパークのノウハウはヨーカ堂再生にも生かす
今年3月、福島県郡山市に開業した「ヨークパーク」(冒頭写真)が絶好調だ。地上5階建ての同SCは、同じヨークHD傘下で昨年閉店したイトーヨーカドー郡山店を改装して再オープンしたもの。ヨークベニマル西ノ内店を核に、ユニクロやヨーク傘下のアカチャンホンポ、ロフトなど34の専門店が出店。週末は福島市、会津若松市、いわき市など市外からもお客が訪れ、売り上げ、客数は計画以上で推移。SC全体、ベニマル、平日、週末のすべてで計画を上回っているという。
郡山市はベニマルのお膝元であり、ベニマルの店舗が19店ある。中で西ノ内店は1階の食品だけで約900坪、2階の自営衣料も約500坪ある大型店で、ベニマル全店の中でも旗艦店の位置づけ。それだけにトップクラスの人材を投入。初年度年商目標も42億7000万円を掲げており、衣料は肌着、日常着、服飾雑貨などをトータルに展開。食品も日常からハレの日、ギフト需要まで対応できる地域一番の品揃えを行っており、松阪牛などランクをさらに上げた付加価値商品も多数導入している。