博多駅ビルに都市型高質スーパーを出店

 ハローデイの2025年3月期の出店は高質業態の「ボンラパス」1店舗に留まった。博多駅の駅ビル「KITTE博多」(冒頭写真)の博多マルイ1階に、「ボンラパスTimbre(タンブル)」を出店。ビル名にちなみ、フランス語で切手を意味するタンブルとした。売り場面積は約240坪。ボンラパスとしては2017年開業の「ボンラパストレゾ」(福岡市)以来で6店舗目となる。従来の住宅立地とは異なり、ビジネス街のターミナル駅に店舗を構えた。

 これまでにも駅前立地の店舗はあったが、通勤客や出張者、インバウンドを含めた観光客と全く異なる客層を意識した店舗は初。品揃えは生鮮を絞り込んだ一方で弁当・惣菜を強化。地元産食材を積極的に扱い、佐賀牛を使ったサラダボウル、一人用鍋、単価2000円の弁当など、高単価メニューを充実させた。また地元のイタリア料理店、チーズ専門店とコラボしたピザ、輸入食品も展開する。せんべい・抹茶などインバウンドを意識した菓子類も豊富。九州の名店の冷凍食品コーナーも設置し、独自性を出している。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから

特集一覧