前期は減収、経常利益は非公開となった

 ハローデイは3月13日、商業施設「ブランチ博多」内に新店を開業した。新型コロナウイルス感染拡大渦中の開業で、オープニングイベントが中止される静かな滑り出しとなった。また、都心に近い単身者の多いエリアということもあり、当初は新型コロナの影響がどちらに出るか見通すのが困難だった。店舗ごとにテーマを持たせディスプレイなどに趣向を凝らすのがハローデイの特徴だが、ブランチ博多パピヨンガーデン店は「フード・ボタニカル(植物)・ガーデン」をテーマとした。商業施設のコンセプト「都会のパティオ(中庭)」と歩調を合わせたもの。周辺に単身世帯が多いことを踏まえ「適量」、「簡便」、「提案」、「即食」、「こだわり」などで買いやすさ・使いやすさを追求した。また、単身者でもとりわけ20代の若者が約2割を占めるエリアであることを勘案し、惣菜を強化。強みの鮮魚や精肉を生かした本格惣菜を投入した。店内テナントは「キーズカフェ」やシュークリーム、焼き鳥、たこ焼きなどを配しテナントゾーンをイートインに隣接させ空間に余裕を持たせた。同店でも新型コロナの影響で売り上げが上振れし即食系を中心に好調に推移、上々の滑り出しとなった。

 ハローデイの2020年3月期の売上高は7億3600万円の減収となる826億3900万円。経常利益は非公開。前期の経常利益11億3100万円から減益となったと見られる。減収要因は19年3月の南方店(北九州市)の閉店と19年10月の消費増税後の売り上げ減少。18年11月に出店した福岡PayPayドーム隣接の商業施設内店舗が通年業績に上乗せされたが、同店は一般店舗と異なる形態で南方店撤退の減収分のカバーには至らなかった。同社はかつて19期連続増収増益を遂げた時期もあり、利益が非公開となったことは透明性に課題を残す。

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