FSP活用の販売強化でシーズニングが40%増を記録

 オギノは昨年、資本金を9800万円から5000万円へ減資し、政府が昨年10月から今年6月まで実施したキャッシュレス決済ポイント還元事業で5%還元の対象企業となった。昨年は、還元対象になるために減資する企業が相次いだことからオギノも同じ狙いと見られたが、荻野寛二社長は「事業継承に伴う相続税や贈与税の優遇措置が目的で、ポイント還元は偶然重なっただけ」とこれを否定、今後の再増資もないとした。

 だが、ポイント還元の恩恵は享受した。キャッシュレス決済比率は増税前の24%(CGCの電子マネー「コジカ」11%、クレジットカード13%)から、増税後は49%(コジカ32%、クレジット17%)へと拡大。コジカの会員数は26万人と2万人増加している。

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