千葉に続き八王子、埼玉にもCFCを建設

 東京・勝どきのタワーマンション下。夕方6時過ぎになると、ランドセルを背負った子どもと手をつないで歩く母親の姿が増える。そこに現れたのが黄緑色が一際目立つ1台の車両だ。道路の端に停車すると、運転手が車両から荷物を運び出し、マンションの中へ。イオンネクストが展開する新たなネットスーパー「グリーンビーンズ」だ。

 イオンが英国のネットスーパー支援企業オカドとの提携を発表したのが2019年11月。以後、100%子会社のイオンネクストを設立。コロナの3年を経て、千葉市緑区に大型温度管理物流センターの誉田CFC(顧客フルフィルメントセンター)を竣工し、今年7月から本格稼働を始めた。総延べ床面積約1.6万坪、将来5万SKUに対応するキャパシティと、AIとロボットを駆使した最新鋭の大規模センターだ。ちなみに商品を届けるラストワンマイルの物流も自前で行う。それを担うのがイオンネクストと物流会社のSBSホールディングスの共同出資会社・イオンネクストデリバリーだ。

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