イオン、ヨーカ堂、西友の3社がセンター型で揃い踏み
首都圏(1都3県)のネットスーパーが、新たな競争ステージに突入した。「店舗出荷型」を手掛けるイオン、イトーヨーカ堂が今夏、相次ぎ「センター出荷型」に進出。これで西友、イオン、ヨーカ堂の「ネットスーパー御三家」が揃って大型センターを構えて事業展開を行うこととなり、顧客獲得競争が俄然、熾烈になってきたのだ。
今年7月、イオンが鳴り物入りで開始したのが、新会社イオンネクストが展開する「グリーンビーンズ」だ。英国オカドの最新デジタル技術を活用する新ネットスーパーで、千葉県千葉市にAI、ロボティクスなどオカドのシステムを導入した誉田CFC(大型自動倉庫)を建設。配送エリアは現在まだ千葉県4市、東京7区、神奈県川崎市のみだが、これを順次拡大し、26年には東京・八王子市に誉田と同規模のセンターを開設。さらに28年を目途に埼玉にも開設し、首都圏全域をカバーする計画だ。