ドンキともロピアとも違う独自の世界で圧倒的な価格訴求
「できることなら高崎でとどまっていてほしい」。食品メーカーが苦い顔を見せるのが、7月29日、群馬県高崎市にオープンした新DS業態「クルベ」(冒頭写真)だ。
クルベは旧店のベルク江木店をリニューアルした店舗だ。売り場面積は旧店と同じ約600坪だが、店内の様子は画一的なベルクの既存店とは打って変わっている。
まずカート置き場には空港のロビーを思わせる「DEPARTURE(出発)」の文字。店内の随所にはアメコミ風のパイロットと添乗員が描かれ、「食の旅」のコンセプトを前面に押し出している。そして、やにわに流れるテーマソング。派手で賑やかなDSと言えば、ドンキやロピアがその代表格だが、それらともまた一風違った独特の世界を打ち出している。