GMSでもSMでもない食品強化型ドンキを開発
「現在、私は最末期とも言えるがんを患っています」。PPIH(パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)の創業者、安田隆夫氏(創業会長兼最高顧問)が週刊文春(7月24日号)紙上で明らかにした衝撃の告白。一代で売上高2兆円超、時価総額3兆円の企業に育て上げ、今も経営に隠然たる影響力を持つ創業経営者に、間近に迫る人生の終末。安田氏は同紙上でこうも述べている。「今日、明日の売上じゃなくて10年後、20年後の事業を作るための仕事、私が死んでからの仕事を生前にやってしまおう」と。
8月18日発表の長期経営計画「ダブルインパクト2035」はまさに安田氏の遺言そのもの。PPIH連結の定量目標を現状の2025年6月期売上高2兆2468億円、営業利益1623億円を10年後の35年6月期には、売上高4兆2000億円、営業利益3300億円に引き上げる壮大な計画。
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