ロピア理解不能な売り場作りでビッグハウスに完敗

 茨城県取手市戸頭地区は、半径300 m以内にヤオコー取手戸頭店、ヨークベニマル取手戸頭店、ビッグハウス取手戸頭店、ロピア取手店が立ち並ぶ激戦地だ。2015年にイオン取手店が撤退した後はヤオコーの天下であったが、19年にヨークベニマルがヤオコーの鼻先にオープン。ヤオコーとベニマルは惣菜と生鮮が魅力の価値訴求型SMの双璧であり、その双璧が道路を挟んでおいしさと鮮度を競い合うハイレベルの戦いが勃発することとなった。

 そこに殴り込みをかけたのが、茨城地盤のタイヨーだ。DS(ディスカウントストア)業態のビッグハウスを引っ提げて、22年12月にオープン。ヤオコーとの距離はわずか300 mほどで、これで戦いの構図が大きく変わったが、今年4月、そのビッグハウスの斜め向かいにロピアがオープン。以来、ヤオコーとベニマルの双璧対決、ビッグハウスとロピアのDS対決、さらに価値訴求型SMとDSの戦いが同時進行で繰り広げられている。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから

特集一覧